シロアリの喰害
シロアリは雑食性昆虫で、加害力の強烈な昆虫です。暗くて、湿気があり、温度が安定している場所に好物である木材があれば、シロアリが大切な住宅に住み着く可能性が限りなく大きくなります。また木材だけでなく生きた樹木や農作物、プラスチック、繊維類、コンクリートをも加害。日本で問題となるヤマトシロアリとイエシロアリは地下シロアリといわれ、一般的に地中を通って床下から住まいに侵入します。
シロアリが及ぼす主な被害
- 土台と柱の被害
- シロアリは地中から建物に侵入してくることが多いので、まず土台や床束、柱などの下部が食害されます。
- 天井の被害
- 柱や壁などの内部を食い進み、天井裏の部分に被害をもたらします。特にイエシロアリは水を運ぶ能力があるのでその被害は建物の上層部に及ぶこともあります。
- 畳の被害
- 気付かないうちに、たんすや家具の下の畳がシロアリに食害されていることがあります。
- 鉄筋コンクリート造の建物の被害
- 被害の対象は木造建築物以外にも。コンクリート造建物でもシロアリはひとたび侵入すると内部の木材や家具などを食い荒らします。
土 台
天 井
柱
カベ巣
畳
桜木の喰害
外 壁